やる気が無いときの関わり方
<動機付けとは>
ある特定の活動や行動を始発させそれを維持させる役割を果たします。■内発動機付けとは・・・
自分の内側から湧いてくる興味や達成感のために行動する動機のことです
(例:自分の趣味、テレビゲーム 周りから見ると「何の得になるの?」とおもわれること)
■外発的動機付けとは・・・
活動自体を楽しむのではなく何かのためにそれをする動機のことです。
(例:仕事はお金のため、勉強はいい点を取ってお小遣いをもらうためなど)
やる気が無いときの関わり方
(1)まずは外発的な動機付けを作ること(例:勉強したらおやつがあるよ)
(2)同時に勉強したら必ず褒めること(例:文句を言ったとしても机に向かう姿勢をほめる)
(3)これを内発的な動機付けに変わるまで続けること
トークンを子どもの価値あるものと交換し行動を強化する手法です。
・意欲がある=行動が増える
行動を増やすにはその行動のあとに、良いことが起こること。この経験をしていると「良いこと」を期待して、その行動を自らやるようになります。
・勉強したらよいことが起こる
人は「行動をしたらよいことが起こる経験」が続くと意欲が出るものです。勉強も同じで、勉強してよいことが起こると学習意欲が育まれます。
勉強をしたらよいことが起こると感じる例
・褒める ・ご褒美をあげる ・特権を与える ・注目する ・驚く
・微笑む ・喜ぶ ・写メを撮る ・誰かに報告する ・一緒に楽しむ
ほめ方の色々
・ほめる: 「いわれなくても勉強始めて偉かったね」
・励ます: 「あともうちょっと!がんばれ!」
・その行動に気づいたことを知らせる:「お!宿題始めたんだね」
・態度で示す:ほほえむ 頭をなでる 又は ジェスチャーを使う
・感謝する:「一回いっただけで聞いてくれてありがとう」
・興味や関心を示す:「それ難しい問題だね!今、授業ではどんなことやっているの?」
ほめる時のコツ
褒めるタイミング
瞬時ルール(して欲しい行動をとるのをまつのではなく、少しでもその素振りが始まったらほめる(例:宿題の話をしたらほめる➡鞄に向かったらほめる➡取り組みだしたら励ます)
体で注意すべき点
・視線、体…子どもの目線に自分の高さを下げ、視線を合わせて声をかける・表情、声のトーン…明るい表情(余裕のないときは穏やかな表情。)明るい声で、お母さん(お父さん)がうれしいと思っていることが伝わるようなトーン
・ことば選び…シンプルに短く、簡潔明瞭に 皮肉批判は避ける