【中学3年生:Sさん】苦手を考えるより得意を伸ばす!英検4級合格、そして高校合格
学習習慣を身に付けたことが、すららの大きな収穫
すらら利用中の保護者様に、普段の勉強法、家庭での教育方針などをインタビュー。 今回は、診断の結果、グレーゾーンであることがわかった中学3年生の息子さんを持つSさん。すららで学習習慣を身に付け英検4級に合格した息子さんは、晴れて志望校へ進学。得意を伸ばすことになった経緯、伸ばすための家庭での教育について伺いました。
Sさん
中学3年生の息子さんは自閉傾向があり、グレーゾーンと言われています。中学の間は支援級に在籍していましたが、子どもの個性を伸ばす教育方針を掲げている学校の「パラマ入試」という方法でデザインコースに合格。すららを始めて約1年、ほぼ毎日ログインし、しっかりと学習習慣を身に付けたようです。
― すららとの出会いを教えてください。
息子は自閉傾向のグレーゾーンと言われています。中学2年に進級するときに普通級から支援級に通うこととなりました。支援級での勉強は普通級よりも遅れが大きく、このままではいけないと思って家庭学習用の教材を探しました。支援級の先生には、家庭教師をすすめられましたがインターネットで色々検索したところ、すららがヒットしました。すららは発達障害の子どもにも良いという口コミが多かったので関心を持ちました。家庭教師は結局、発達障害やグレーゾーンに理解のある先生ほど高額になってしまって……。金額面でもすららは魅力的でした。
すららの体験版を息子にやらせてみたところ、キャラクターの講義に前のめりになって聞いていたので、これはいいかもしれないと思って決めました。
― すららを始める前は他の教材をやっていましたか?
小学5年生の頃から公文に通っていましたが、残念ながらついていけませんでした。また、進研ゼミをやらせたことがあったのですが、読むことが苦手なこともあり続きませんでした。
― すすららを始めてみて、息子さんの様子はどうでしたか?
息子は熱気球が大好きで、普段からパソコンを使って熱気球について調べていました。そういうこともあってパソコンの操作は得意なので、すんなり始められたようです。紙の教材に向かうときの気持ちとはまったく違い、ワクワクしながら取り組んでいるのがわかりました。
― どんな風に勉強しているのでしょうか?
毎日ログインして勉強しています。すららをやることがすっかり生活の一部になっていて、 私からは「今日もやろうね」と呼びかけをする程度です。自分から「すららしよっと!」と言って進んでやるのでうるさく言わずに済みます。息子は、自分のペースで勉強できるところがいいと言っていました。
17年5月から18年2月までの学習状況(毎日欠かさずログイン)
― 毎日ログインとはすごいですね。学習の成果は出ましたか?
すららを始めるまで、全くわかっていなかった英語が、英検4級を合格するまでになりました。今では得意科目です。勉強に対する自信をつけられたこと、学習習慣を身に付けられたことが、すららの大きな収穫だと思っています。
― すららコーチとも頻繁に連絡を取っているそうですね。どんなやりとりをされていますか?
すららコーチの先生は、まるでメル友のように(私を通じて)息子と接してくれます。描いた絵を見せたら、「素晴らしい」と長文メールで返事をくださったり、数学が苦手なのですが、「数学もちょっとやってみようか」と背中を押してくださったり。
私自身もすららコーチに支えられました。私の努力を理解してくれて、気遣うような言葉をかけてくれるのはうれしいですね。
絵を見せた時の生澤先生からの返信メール
素晴らしいですね!!!見た途端、思わずスゴイ!!!と声を上げてしまいました。
私はここ10年程からですが、絵を見に美術館を訪問する様になりました。昔は殆ど興
味も湧かなかったのですが・・・。今もただ、美しい、奇麗だ、見ていたい、と思う
だけの事ですが・・。頻度高く行くのは山種美術館で、私にはやはり日本画がしっくり来る気がします。だ
けど油絵やパステル画も大好きです。ドガの踊り子がパステル画なんて最初全く知り
ませんでした。でも、いわゆる絵心は全く無く描けそうにもありません。ただただ、素晴らしい絵を
描ける人を羨むばかりです。正直、S君の才能を羨ましく思います。と同時に感心
し、何故か嬉しく思います。大変、素晴らしい物を見せて頂きました。ありがとうございました。S君にはます
ます、勉強も、絵も頑張って欲しいと思います。出来れば、時々、自信作を見せて欲
しいな!と思います。私がお手伝い出来るのはほんの些細な事ですが、あの敬意を表すべき持ち前の努力で
きっと頑張ってくれると思います。期待しています。改めてお祝いと御礼を申し上げます。S君にお伝え下さい。
すららコーチが見せてもらったSくんの絵
(色鉛筆で描いたコピーのコピーのため、実物はもう少し色が鮮やかです)
― 息子さんは高校に進学されたそうですね。どのような高校へ進むのでしょうか?
最初は、手に職をつけたほうが良いと思い、工業高校の受験を考えていました。でも、生徒の個性を伸ばすことを教育方針としている福岡第一高等学校のデザインコースのオープンキャンパスに行ったらすごく雰囲気が良くて、ここなら息子の個性を大切にしてくれると思いました。
この学校にはパラマ入試という、「個性」にウエイトを置いた入試があるんです。文章、写真、絵、映像などの表現で評価してくれるもので、内申点などは関係ありませんでした。息子は絵を描くこと、そして熱気球が大好きなので、熱気球の絵を描いて合格しました。
偶然ですが、この学校はすららの導入校でもあり、これからは個人契約ではなく学校を通してすららで学んでいくことになります。すららコーチの生澤先生にサポートいただけないのは不安ですが、この1年でしっかり学習習慣が身に付いているので大丈夫だと信じています。
― 学習習慣が身に付いたのは親子の日頃のコミュニケーションがあってのことと思います。普段、息子さんと接するときに心がけていること、ご家庭での教育方針を教えてください。
日ごろのコミュニケーションはとても大切にしています。一緒に佐賀のバルーンフェスタに行ったり、熱気球の世界選手権を見に行ったりと親子で共通の体験をすることもよくありますね。ファミリーバトミントンを一緒にやったり、買い物に行ったりとなるべく外に連れ出すことを心がけています。
息子は、好きなものや興味のあるものに対する集中力や記憶力がすごいんです。熱気球好きから始まって、世界選手権に出ている国の国旗を覚えたり、外国人選手と話がしたいからと英語をがんばったり。そうやって、興味のあることから勉強して、可能性を広げていってくれたらと思っています。
― 言わなくても進んでやる子になられたのは親子の信頼関係あってのことですね。最後に、子どもの教育で悩む保護者の方に一言お願いします。
支援級を進めてくれた学校の先生から「苦手なことを悪く考えるより、得意を伸ばすことを考えてあげましょう」と言われ、親子共々、本当に救われました。何か1つでも突出したものをつくればいいんだとわかってからは、できないことに対して悩むことが少なくなりました。それから子どもの得意を探し始めて、熱気球、絵、英語へと広がっていきました。
子どもは、何がきっかけで化けるかわかりません。子どもの得意を見つけてあげてほしいと思います。
― ありがとうございました。
できないことに悩むのではなく、得意なこと、好きなことを伸ばしていくという教育方針は素敵ですね。高校では得意がどんどん磨かれていくことと思います。